2019.08.24
- 2019年8月24日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年1月21日
私と私が生きてきた家
よくできた空っぽの家の中が嫌いだった。
家の人たちは「家族だから」という言葉が好きだった。
でも、私や姉のことをよく居候と言っていた。
机は毎日のように引き出しを開けてチェックされていたし、
連絡を取り合う相手も調べられていた。
SNSだってそうだ。

私は、空っぽの家の中で育った。
温室育ちの悲劇のヒロイン気取りだった。
いつ思い出してもこの頃の自分は好きになれない。
今日はこの辺で…またお逢いしましょう。
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