私は私のために写真を創る。
私は写真が好きな人間ではない。
写真は手段であって目的ではない。
誰かに写真を認められたいわけではない。
多くの人に見てもらいたいわけではない。
私は私の願望を叶えるために、
私の見たいものを残すために写真を撮っている。
そのものに対して、人が何を想うか、
私と同じようなことを感じる人がいるか、
たまに気になって展示をする。
一人でも共鳴してくれる人が居たらいいな、
誰かとの繋がりを求めたくなる。
ただそれは私がそう思った時だけに限る。
だから、SNSでフォロワーを増やしたいとか、
いいねをたくさんもらいたいとか、
そういったことには興味がない。
私は私で満足しているから。
撮りたいときにしか撮らない。
それが私の自分との向き合い方だ。
定期的な展示をしないのも、
作品を撮る頻度が低いのも、そういうことなのだ。
私が展示をするとき、写真を撮るとき、
公募展に応募するとき、それらにはすべて理由がある。
それは全て私の少しの不安から生まれる。
私はその不安から逃げるために行動する。
私にとって写真は様々な逃げの塊だ。
私は私のために撮る。
そこに誰かが居なくても、私の世界は成立する。
今日はこの辺で…またお逢いしましょう。
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